派遣保育士のメリットは?アスカで出会う新しい職場
ライター紹介:mikumi 認可保育園で正規保育士として10年、派遣保育士として2年の保育士経験がある元保育士。現在は家庭の事情で保育士の職から離れ、在宅でライターとして働いている。4歳の息子の子育て中でもあるので、子育て経験も活かしいずれは保育士として職場復帰したいと考えている。
保育士経験を活かして保育士としてもう1度働きたい。しかし、家庭の事情や様々な理由で正職で働くことは難しい。そんな悩みを抱える方の1つの選択肢が派遣保育士として働くことです。 私自身も正職保育士、そして派遣保育士として働いていました。 保育士派遣会社と調べた時に、多く目にするのが「株式会社アスカ」。保育士派遣に特化した企業です。派遣保育士とはどんな働き方なのか。保育士派遣会社アスカの特徴をご紹介します。派遣保育士の働き方とは?
正規保育士は、それぞれの保育園と直接雇用契約を結び保育士として働きます。一方派遣保育士は、各園と直接契約を結ぶわけではありません。保育士派遣会社に雇われた保育士という立場です。 職場は保育士派遣会社と契約している保育園。保育や仕事内容に関する指示は派遣される保育園から受けますが、給与や福利厚生、休日などの待遇は派遣会社が決定します。 仕事内容は子どもとの関わりや環境整備など、正規保育士と同じ役割も担います。しかし、保育カリキュラムを立てたり行事の計画準備など、子どもとの関わり以外の業務が少ないことも特徴です。派遣保育士として働くメリットとは?
派遣保育士として働く最大のメリットは、子どもとの関わりに集中できることです。派遣保育士は、正規保育士の補助のような役割を担います。そのため、保育カリキュラムを立てる。行事の計画や準備をする、といった子どもとの関わり以外の仕事が少ないのです。 もちろん、全ての仕事が保育の一環ですので大切な業務です。しかし、正規保育士をしていると、仕事量の多さで子どもと関わる時間が減るジレンマを抱えることも少なくありません。 そんな思いを抱える保育士にとって、子どもとの関わりが主な業務である派遣保育士は理想的な働き方と言えるでしょう。 また、プライベートが充実させられることも魅力の1つ。派遣保育士であっても残業が全くないわけではありません。しかし、給与は派遣会社から支払われますので、必ず残業代が支払われます。正規保育士にも決められた残業代は支払われるべきなのですが、いまだにサービス残業が当たり前という園があるのが現状です。 そのため、園側としては必ず残業代を支払わなければならない派遣保育士には、なるべく残業をしてもらいたくないのです。残業が少ないことで、子育て中でも安心して働けたりプライベートが充実されられるというメリットがあります。 残業の少なさは給与にも影響します。 派遣保育士の給与は時給換算で支払われ、時給1,000円から1,800円の場合が多いようです。仮に時給1,200円の1日8時間勤務で計算すると、1か月の月給は約20万円。正職と同等かそれ以上の給与が得られます。しかし賞与は出ませんので、年収で考えると正職よりも少ない計算です。 しかし、正職としてサービス残業をこなすことを考えるとどうでしょう?残業代が出なければ、それだけ時給に換算したときの収入が少ないということになります。 そう考えると、給与面でも正職よりも劣っているとは一概には言えません。株式会社アスカってどんな会社?
株式会社アスカとは保育士や介護の求人を専門に扱う人材派遣会社です。 【保育情報どっとこむ】
まとめ
保育士の働き方の1つである派遣保育士。家庭の事情や生活スタイルから、正規保育士として働くのは難しいという方にもおすすめの働き方です。 アスカの運営する【保育情報どっとこむ】

派遣保育士として働くまでと働いた後ー実体験編
現在私は、「派遣保育士」としてある保育園に勤務しています。 新しい働き方として注目されているこの「派遣保育士」について、私が経験した働き方、その時に感じたメリットとデメリットを紹介します。 以前は正社員として保育園で働いていましたが、出産をきっかけに退職し、しばらくは子育てに専念していました。 子供が小学校に入学するのをきっかけにまた働きたいと思うようになり、保育士の求人を探すことにしたのです。 まだ子供も低学年のためバリバリ働くことには抵抗があったので、以前勤めていた園にもいた子育て中のパートさんのような働き方を思い描きながら検索していたところ、求人情報サイトで見かけたのが「派遣保育士」という勤務形態でした。 ひとまず求人情報サイト1社と直接検索された派遣会社1社に登録しましたが、実際お仕事に繋がったのは直接検索で登録した会社でした。 決め手となったのは保育士という仕事に特化した会社なので、最初の面談の際にコーディネーターさんがこちらの話もしっかり聞いてくれると信じられたこと、勤務後のアフターフォローや保育研修制度があることです。 コーディネーターさんとの対面での面談の際に履歴書を持参し、この際に私の希望する働き方を伝えました。 希望した条件は以下の3点です。 ・小学校の送り出しがあるのでそれ以後の時間でシフトを入れたい ・持ち帰りの仕事は難しい ・時給1,400円以上 登録後1週間経たないうちに仕事の紹介がありました。 その後は園の面談に行く日程を決め、コーディネーターさん同行で園長先生との面談をする流れになります。 勤務形態については園でも事情を説明し、また園長先生からも今回求めている仕事内容について説明を受けました。 派遣社員に求めている仕事は主に正社員のサポートや園の飾りつけや行事で使うものなどを制作すること、部屋の清掃などが中心です。 面談の翌日には内定が出て、給与など提示された雇用条件を了承しサインをすると翌月始めには園での仕事を開始することができました。 実際働き始めてみると、正社員時代の自分や、そのとき一緒に働いていたパートさんたちとの違いがよく見えてきました。 まずは給与ですが、私は資格も経験もあるため時給1,400円から始めることができました。 これは保育士の平均月給としては高いです。 パートやアルバイトの時給は1,000円以下ですし、正社員の場合はサービス残業になってしまったり、制作物の作成などは持ち帰りでの仕事になることも多く、それはサービス残業と同等なので時給にするとあっという間に1,000円以下になってしまうのです。 それに対し派遣の場合は勤務時間(タイムカード)は派遣会社が管理しているし、持ち帰り作業もありません。 ただ賞与がないので年収ベースだと正社員よりは安くなります。 交通費や年次休暇など、福利厚生についての契約は派遣会社の規定に沿っているので、待遇面についてしっかりしたルールの元で働けることが派遣のメリットだと思います。 また派遣社員として働き始める際に気になっていたのが、正社員の保育士さんとの関係でした。 他の業界で派遣社員として働く友人から、正社員の人に「派遣さん」と呼ばれてオフィス内での待遇が違うという不満を聞いていたので、少し怖いイメージでした。 私の働く園ではそんなことはありませんでした。園の規模が小さくアットホームな雰囲気だったので、最初から勤務形態は関係なく同じ仲間・戦力として見てくれたのはありがたかったです。 担任の先生のサポート業務で少し忙しい面もありますが、差別を受けるよりは嬉しい気持ちです。 他に派遣だからこそのメリットがあるとすれば、もしトラブルや雇用に関する疑問があれば派遣会社を通して伝えられる安心感です。 日常の業務のやり取りは直接園の先生たちとするのですが、園に直接言いにくいことを伝えたり、相談することがあるときはコーディネーターさんがフォローをしてくれます。 逆に派遣だからこそのデメリットもあります。 他の業界の派遣社員と同様ですが、法律上派遣社員は上限3年の有期雇用契約であることを始め、契約している園や運営会社の方針によって契約が更新されない不安はあります。 もちろん更新できなかったとしても次の派遣先を紹介されますし、その時にはそれまでの経歴もスキルとして派遣会社に認識されているため時給アップ、キャリアアップに繋がるでしょう。 また、正社員が月給制なのに対して派遣は時給制。 家庭の事情や祝日でお休みが続くとそのまま月の収入に響きます。 我が家も子供の学校がインフルエンザによる学級閉鎖で自宅待機になってしまったときに出勤することができず、自分の給与の不安定さを実感してしまいました。 そしてどうしてもちょっとしたところで疎外感はあります。 私の気持ちの問題なのですが、やはり正社員の人たちがボーナスの話などをしていると、正社員時代のことを思い出し少し寂しい気持ちになります。 でも園で接する子供たちは正社員だろうが派遣だろうが関係なく「〇〇せんせい!」と人懐っこく呼んでくれます。 そんな子どもたちの姿を見るとそういう気持ちはすっかり吹き飛びます。 派遣保育士という仕事の特徴は、なんといっても柔軟なペースで好きなことを仕事にできることだと思います。 何かの事情で一度は諦めてしまった保育士のスキルや「子どもが好き」という気持ちを持つ方にはオススメの働き方だと思います。 キャリアプランを練るうえでメリット・デメリットをしっかり検討して、あなたらしい働き方を見つけてくださいね!