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派遣保育士が語る!メリットとデメリット


 時代にマッチした働き方として注目の「派遣保育士」
「保育士として仕事をしたいけれど、フルタイム勤務は難しい」
「もっとライフスタイルに合わせた形で働けたらいいのに」
そのような声に時代が呼応するように、近年「派遣保育士」という働き方が注目され始めました。
耳慣れない言葉のように感じられる方も、多いかもしれません。
ですが、保育士不足が深刻化する中「派遣保育士」は注目の就労スタイルとなっています。
今回は、派遣保育士という働き方について、詳しくご紹介します。

ワーキングマザー増加に伴う保育士不足解消の救世主

「一億総活躍社会」という言葉に象徴されるように、ワーキングマザーは年々増加傾向にあります。
そうすると、不足してくるのが保育園、そして保育士という存在。
「子どもを預けて働きたいのに、預ける先がない」というニュースを、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
保育園、そして保育士の不足は、子どもの成長を助ける保育士という仕事の特性上、フルタイム勤務を希望する保育園が多い傾向にありました。
その結果、保育士として働きたくても、実現できない人が多く存在していたのです。
ですが、時代の流れとともに「スポット的にでも働いてくれる保育士が欲しい」というニーズが増加。
その高まりを受け、眠れる人材を活かすべく「派遣保育士」という新しいスタイルが誕生しました。
 

派遣保育士として働くまでと働いた後ー実体験編

現在私は、「派遣保育士」としてある保育園に勤務しています。
新しい働き方として注目されているこの「派遣保育士」について、私が経験した働き方、その時に感じたメリットとデメリットを紹介します。

以前は正社員として保育園で働いていましたが、出産をきっかけに退職し、しばらくは子育てに専念していました。子供が小学校に入学するのをきっかけにまた働きたいと思うようになり、保育士の求人を探すことにしたのです。

まだ子供も低学年のためバリバリ働くことには抵抗があったので、以前勤めていた園にもいた子育て中のパートさんのような働き方を思い描きながら検索していたところ、求人情報サイトで見かけたのが「派遣保育士」という勤務形態でした。

ひとまず求人情報サイト1社と直接検索された派遣会社1社に登録しましたが、実際お仕事に繋がったのは直接検索で登録した会社でした。

決め手となったのは保育士という仕事に特化した会社なので、最初の面談の際にコーディネーターさんがこちらの話もしっかり聞いてくれると信じられたこと、勤務後のアフターフォローや保育研修制度があることです。

コーディネーターさんとの対面での面談の際に履歴書を持参し、この際に私の希望する働き方を伝えました。

希望した条件は以下の3点です。
・小学校の送り出しがあるのでそれ以後の時間でシフトを入れたい
・持ち帰りの仕事は難しい
・時給1,400円以上

登録後1週間経たないうちに仕事の紹介がありました。

その後は園の面談に行く日程を決め、コーディネーターさん同行で園長先生との面談をする流れになります。勤務形態については園でも事情を説明し、また園長先生からも今回求めている仕事内容について説明を受けました。

派遣社員に求めている仕事は主に正社員のサポートや園の飾りつけや行事で使うものなどを制作すること、部屋の清掃などが中心です。
面談の翌日には内定が出て、給与など提示された雇用条件を了承しサインをすると翌月始めには園での仕事を開始することができました。

実際働き始めてみると、正社員時代の自分や、そのとき一緒に働いていたパートさんたちとの違いがよく見えてきました。
まずは給与ですが、私は資格も経験もあるため時給1,400円から始めることができました。
これは保育士の平均月給としては高いです。

パートやアルバイトの時給は1,000円以下ですし、正社員の場合はサービス残業になってしまったり、制作物の作成などは持ち帰りでの仕事になることも多く、それはサービス残業と同等なので時給にするとあっという間に1,000円以下になってしまうのです。

それに対し派遣の場合は勤務時間(タイムカード)は派遣会社が管理しているし、持ち帰り作業もありません。
ただ賞与がないので年収ベースだと正社員よりは安くなります。

交通費や年次休暇など、福利厚生についての契約は派遣会社の規定に沿っているので、待遇面についてしっかりしたルールの元で働けることが派遣のメリットだと思います。

また派遣社員として働き始める際に気になっていたのが、正社員の保育士さんとの関係でした。
他の業界で派遣社員として働く友人から、正社員の人に「派遣さん」と呼ばれてオフィス内での待遇が違うという不満を聞いていたので、少し怖いイメージでした。

私の働く園ではそんなことはありませんでした。園の規模が小さくアットホームな雰囲気だったので、最初から勤務形態は関係なく同じ仲間・戦力として見てくれたのはありがたかったです。

担任の先生のサポート業務で少し忙しい面もありますが、差別を受けるよりは嬉しい気持ちです。他に派遣だからこそのメリットがあるとすれば、もしトラブルや雇用に関する疑問があれば派遣会社を通して伝えられる安心感です。
日常の業務のやり取りは直接園の先生たちとするのですが、園に直接言いにくいことを伝えたり、相談することがあるときはコーディネーターさんがフォローをしてくれます。

逆に派遣だからこそのデメリットもあります。
他の業界の派遣社員と同様ですが、法律上派遣社員は上限3年の有期雇用契約であることを始め、契約している園や運営会社の方針によって契約が更新されない不安はあります。もちろん更新できなかったとしても次の派遣先を紹介されますし、その時にはそれまでの経歴もスキルとして派遣会社に認識されているため時給アップ、キャリアアップに繋がるでしょう。

また、正社員が月給制なのに対して派遣は時給制。
家庭の事情や祝日でお休みが続くとそのまま月の収入に響きます。
我が家も子供の学校がインフルエンザによる学級閉鎖で自宅待機になってしまったときに出勤することができず、自分の給与の不安定さを実感してしまいました。

そしてどうしてもちょっとしたところで疎外感はあります。
私の気持ちの問題なのですが、やはり正社員の人たちがボーナスの話などをしていると、正社員時代のことを思い出し少し寂しい気持ちになります。

でも園で接する子供たちは正社員だろうが派遣だろうが関係なく「〇〇せんせい!」と人懐っこく呼んでくれます。
そんな子どもたちの姿を見るとそういう気持ちはすっかり吹き飛びます。
派遣保育士という仕事の特徴は、なんといっても柔軟なペースで好きなことを仕事にできることだと思います。
何かの事情で一度は諦めてしまった保育士のスキルや「子どもが好き」という気持ちを持つ方にはオススメの働き方だと思います。
キャリアプランを練るうえでメリット・デメリットをしっかり検討して、あなたらしい働き方を見つけてくださいね!
 

パパママはなんとおもっている?「派遣」に理解ある時代背景が味方に

派遣保育士として仕事をしようと考えた時「派遣という立場を、保護者に受け入れてもらえるかしら」と心配に思われるかもしれません。
立場上、クラス担任を持つことは難しいですし、時短勤務になるケースも考えられます。
子どもたち、そして保護者と信頼関係を築く――これは、保育士として働く上で、とても重要なポイントとなります。

ただ、保育園に預けるママたちは、子どもを持つワーキングマザーがメイン。
ワーキングマザーだからこそ、保育士サイドにもさまざまな事情があり「この保育士さんは、派遣という働き方を選んでいるのね」と理解してくれるケースも多いのです。
「子育てがひと段落したけれど、フルタイムで仕事ができるほどの時間的余裕がない」
「プライベートと両立するために、時短で仕事をしたい」
子育て、育児、介護、プライベートにと、さまざまな顔を持つ保育士。
そういった背景に共感してくれる保護者の存在があるからこそ、派遣保育士ニーズが高まってきているのです。
派遣は、オンとオフのメリハリがつけやすい働き方です。
保育士として社会と関わりながら、プライベートも大切にできる「派遣保育士」という働き方は、時代のニーズにフィットしたもの。


派遣保育士は、これからますます注目の働き方と言えるのでしょう。

 


パパママ30人に聞いた!求める保育士像とは?!

パパから

・様々な子供達に対して全てに愛情を持ってくれ?気づいてくれる保育士さんが良いです。子供の小さな変化や成長、失敗に気づいてもらえることで、家に帰ってからの妻との話や、育て方などに進展させることができると思います
 
・子どものことをしっかりと考えてくれて、ダメなものはダメ、ほめるときはしっかりとほめてくれる保育士さんが良いです。決して甘やかすのではなく、子どものことを考えて対応してくれる保育士さんに預けたいと思っています。
 
・子供の事が大好きな事が、本当に好きな保育士さんがいいですね。保育士さんによる虐待とかもありますしね。その様な事が無いことですね。あと、子供が悪いことをしたら、しっかりと怒ってくれて、良いことをしたら、よく誉めてくれる先生がいいですね。
 
・今現在待機児童の問題も多くなったり定員以上に子供を預かっているところがあるなども耳にします。現に私の家は待機児童なのですが、いざ預けるとなるとニュースなのでみたそのような問題が多少なりとも気がかりになります。なので雑にならず周りの状況をしっかり見て頂ける保育士さんが一番の理想です。
 
・やはり1番は、園や自分のキャリアの事ではなく、子供の事をよく考えてくれる保育士さんが理想です。また、子供にとっては、初めての社会生活になると思うので保育園、幼稚園の間の事だけでなく、将来の事を考えて指導して欲しいです。
 

ママから

・子どもの持っている力をのびのびと出させてくれる保育士さん。〇〇ができるようになるということではなく、その子のもっている持ち味を生かすことができる保育士さんが理想です。忙しいお仕事ですが、保育士さん自身も疲れすぎず、やりがいを持って働いてくれていることも大切だと思います。
 
・心に余裕があり、常に冷静で視野を広く持っていて子どもの声に耳を傾けて親身になってくれる保育士さんがいいなと思います。また、遊びの際も見ているだけでなく一緒に遊んでいたり子どもの発見を褒め何事にも肯定的に接してくれる保育士さんがいいです。
 
・うちの子どもには真面目で頑張り屋さんだけど、マイペースで遊びに夢中になると先生の指示が聞けない時がある、我慢強くて弱音が吐けない、などなど長所もあれば短所もありますが、こういうところが良い悪い、ですぐにジャッジしないで、子どもの個性をひとまず受け入れてくれる先生が理想だなと思います。あとうちの子は外で頑張ってしまいすぎるタイプなので、本当はどう感じているのかな?と子どもが言葉でうまく伝えられないような細かい気持ちにも気を配っていただける先生が良いです。
 
・子どもの話を、○○しながらではなくきちんと目を見て聞いてくれる保育士さん。表情豊かで、心から子どもたちと一緒に楽しんで遊んでくれる保育士さん。子どもがいけないことをしたとき、感情的に怒るのではなく、冷静に話をして諭してくれる保育士さん。
 
・子供一人一人の性格を把握していて、それぞれ子供に合った対応をしてくれるような人、いつも明るくニコニコしていて何でも相談しやすい人、子供によって差別することなく、分け隔てなく接する保育士さんにクラスの担任の先生になってもらいたいです。
 
・子供の話をしっかり聞いてくれて、子供が悪い事をした時キッチリと叱ってくれる先生がいいです。叱る時に子供の話を聞かずに頭ごなしに叱る先生が多いですが、ケンカなどの場合は原因がわからないと再発します。その為、子供の話を聞いた上で悪いことはしっかり叱ってくれる先生がいいです。
 
・いつも見ていられる訳ではないので、子ども一人一人を平等な目で見てくださる方がいいです。また細かなことに気配りができれば安心して子どものことを任せることができると思いますし、その色々な変化など教えてくださるとこちらも嬉しいです。
 
・理想的な保育士さんは、小まめに園の様子を伝えてくれて、子供の様子をよく見てくれる方が理想です。ただでさえ忙しいのにと思いますが、やはり園での様子はとても気になります。後は思いっきり遊ばせてくれる方がいいです。夜によく寝てくれるので。
 
・その場しのぎの保育ではなく、子ども一人一人を1番に考えその子に合った対応ができ、体調不良の時や元気がないなど子どもの変化にもすぐ気付く事の出来る先生が理想的。保護者の相談にも適切に対応できる保育士さんも頼りになります。何かと問題になる男性保育士についても個人的には男性もいた方が園の雰囲気が少しやんわりする気がします。
 
・私が考える理想的な保育士さん像はいくつかあります。まず1つ目は子どもの目線に合わせて話をしてくれる保育士さんです。子どもの立場になって気持ちを考えてくれた上でしつけや教育をしてもらいたいです。頭ごなしなしつけは子どもたちを萎縮させてしまうだけだと思います。
次に子どもたち一人ひとりを平等に扱ってくれる保育士さんです。子どもたちは同じ年齢といえど体の大きい子や小さい子、何かにつけてうまくやってのける子、そうでない子がいます。そういった子どもたちの個性を平等に扱ってくれる保育士さんが理想的です。
最後は保育園であった出来事を包み隠さずきちんと報告してくれる保育士さんです。親は我が子の様子を何でも知りたいものです。なので、保育園で起きた出来事は悪いことはもちろん、我が子の良かったところも報告してほしいなと思います。
 
・一部の子供だけでなく、全員の子供に同じぐらい声をかけてくれて、子供がよいことをした時はすぐにほめてくれて、逆によくないことをしたときは人格否定ではなく言動についてのみ的確に叱ってくれる保育士さんが理想です。
 
・子ども同士で喧嘩になった時に、一方をせめるだけでなく、お互いの気持ちをくみ取り、共感してくれる先生が良い。そして、どうしてたら喧嘩にならなかったのか、方法を教えてくれる先生だと子どもも信頼できると思う(例 このおもちゃで遊びたかったんだよね。そしたら、貸してって言えば良かったね)。
 
・私が考える理想的な保育士さん像の1点目は、まずは「元気いっぱい」の保育士さんです。「元気いっぱい」とは、子ども達と共に笑い、遊び、歌い、食べる、つまり子ども目線を大切に一緒に楽しんでくれる保育士さんです。そしてもう1点は、「子どもに寄り添う」ことのできる保育士さんです。子どものことですから泣きもしますし、ケンカなどいけないこともするでしょう。そんなときにそっと子どもに寄り添って気持ちを聞いてくれたり抱き締めてくれたり、諭すように話してくれたり、そんなことのできる保育士さんのことです。
 
・一人一人の子供の個性や特徴を十分に把握してくれて、それを踏まえてどんな子供の言葉や行動もまっすぐ受け止めようとしてくれる方
子供のちょっとした変化にも気付いてくれる方
保育士を仕事としてもはっきり子供が好きと言えるという方
 
・子どもの思いを分かろうとしてくれる保育士さん。すぐにダメと止めたり怒るのではなく、その理由を汲み取ろうとしたり、思いを聞こうとしてくれる保育士さんが理想。そして子どもが納得して次のことに切り替えられるように関わってもらえると嬉しいです。
 
・いけない事をしたらきちんと注意をしてくれ、良い所はたくさん褒めて伸ばしてくれる先生。自分から主張できない子でも目配りをして子どもからのサインを受け止め、気持ちを感じ取れる先生は素敵だと思うし預けていて安心する。
 
・子どものことをよく見て、話を聞いて、悪いことは悪い、よくできたときはよく褒めてあげて欲しい。子どもにとって先生は憧れの存在だと思うし、子どもにより沿い、一緒に楽しいときはたくさん笑い、叱るときはビシッと言えるステキな大人であってほしい。
 
・まだ自分の意思をきちんと言葉にするのが難しい年頃の子にも、根気強く話しかけながら何を伝えようとしているのか何が嫌なのか、探りながら子供の気持ちを汲み取ろうとしてくれる保育士さん
子供が自分で何かをしようとして失敗してしまっても、子供目線でのアドバイスをしてくれ、やる気を出させて達成させる喜びや努力を子供に教えてくれる保育士さん
 
・子供のことを一番に考えてくれる保育士さんがいいです。しっかり怒る時は怒って、褒めてくれる時は褒める。また、いろんな子がいると思うのでその子その子にあった対応をし、子供の意見を尊重してくれる保育士さんだととてもいいなと思います。
 
・保育士さん自身のプライベートでの喜怒哀楽を保育園には持ち込まなくて、園児へも保育士さんの感情をあてつけるのではなく、いつも、平常心で子供達に接してくれて、怒るのではなく、園児が納得するように叱ってくれる保育士さん
 
・誠実に子どもと向き合ってくれる人が好ましいです。なかなか自己主張ができない子にも目を向けて、積極的すぎる子には協調性を教え、ある程度は平等に接してくれると嬉しく思います。忙しいので難しいとは思いますが、思いやりの心を持って、子どもの模範となれる人がいいです。
 
・優しい時としつけをする時でちゃんとメリハリがある先生がいいです。保育園は親と同じくらい子供と関わる時間が多いので、優しいながらも時に厳しく。厳しくするのはしつけの一貫ならしてもらって構いません。遊びに全力なのも理想的です。
 
・きちんと子供と向き合ってくれて、悪いことは悪い、良かったことは良かったとはっきり言ってくれる先生が理想です。今の保育士さんたちは親の反応などを気にしすぎて悪いことをしてもそこまで怒らず注意だけをして、親が迎えに来たときに今日こんなことしましたので注意しました。という先生が多いです。悪いことした時にしっかり怒ってくれる先生が本当に少ないので、手をあげるとかではなく、しっかりと子供1人1人と向き合ってほしいです。
 
・子供の話にきちんと耳を傾け、意見や考えを汲み取ってくれる。いけないことは理由も添えて正してくれる。子供一人ひとりの個性を受け止め、分け隔てなく接してくれる。良いところを伸ばしてくれる。時間に余裕がある時には、子供のペースを大切にして待ってくれる。子供の心を掴み、クラスをまとめる力がある。保護者へも連絡や報告をきちんとしてくれる。
 
・こどもが何かしてしまったら怒るのではなくこどもの話をちゃんと聞いてくれて理解しようとしてくれる保育士さん。またこどもの話を否定的ではなく肯定的にとられてこどもをやる気にしたり励ましてくれる保育士さんが理想です。

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